昨日は下関に住み十数年間で最悪の日であった。朝早く出勤する車窓は大雨で視野がワイパーも間に合わない。校内電話は避雷針の落雷で故障、学長から休校令を出したという携帯電話での連絡。市内の被害も多と聞いている。その最悪の中にも関わらず、櫛田宏治学長主催の私の受賞祝賀会が5時から大学で一番奇麗な会議室で予定通りに行われた。ある局長は長靴のままで参加、悪天候の象徴である。SMS朴仙容:すごい混みです。3時間走って、まだ門司港に着きません。まだ3時間はかかりそうです。引き返します。ドタキャン、ご容赦ください。
鵜澤和宏副学長の上手い司会で30余名全員から祝いの言葉を承った。最後の出番、私は感謝、感謝の中国の挨拶「謝謝」が一番効果的な挨拶であること。東京では2泊帝国ホテルに宿泊、多くの祝辞のことばをいただいて胸がいっぱい。そして世間では左翼と右翼という軒側に立って拍手や非難、誹謗をする人が多い。私はその真ん中に立っている感がする。まさに今度の拙著『慰安婦の真実』がそこにある。その状況とは関係がないとは言えない。しかし私は「性と戦争」をテーマに研究をしている。拙著出版が慰安婦問題と接点となって幸運に恵まれた。祝いと感謝は友愛の心である。それは世俗の幼稚さを超える。