今朝のラジオ深夜便では鳥取NHK放送局のインタビュー、戦争を巻き込んだラブストリーであった。その戦争は日露戦争ではない。日ソの関係、悲劇的なストリーである。蜂谷久美子さん(73)は終戦の年、朝鮮平壌で生まれた。父の彌三郎さんはソ連兵にスパイ罪とされ連行され強制抑留された。母は娘を連れて日本に戻った。それから51年の歳月が流れ、突然、父の生存情報が飛びこんできた。ハバロフスク経由で父娘が半世紀ぶりに再会した。しかしその横で寄り添っていたのは、ロシア人の妻クラヴィア氏の存在、彼は彼女の了解の上、本妻と再会し、日本の家族とロシアの家族とも仲良く過ごし、世を去った。悲劇の悲惨さと面白さ、戦争と平和の混合に私はその本質を探っている。
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