Quantcast
Channel: 崔吉城との対話
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2349

筆談とはSNS

$
0
0

シェイクスピアの悲劇ハムレットを英語で読んでいる。まず漢字と縦書きから解放された気分である。日本では漢字語と漢字を使い、縦書きもしている。中国の漢字使用とも遠く離れている。昨日の読書会には言語学者の山田寛人氏が参加して討論した。彼は言語とは「慣れ」であり論理ではないという主旨で話をした。文字と話しは必縁ではないといった。しかし日本では漢字と話言葉は固い関係になっている。
 私が朝鮮通信使の筆談を例にして出した。漢字での筆談は通話と読書の混合である。話しでは失礼なことばにもなりうることばが筆談(文字)では言える。筆談は今のSNSなどとも類似している。日韓の筆談では互いに野蛮人として討論していた。善隣友好だけを強調されているが筆談にも注目すべきであり、実態を知るために夢中になっている。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2349

Trending Articles