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Channel: 崔吉城との対話
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「和解」

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政府と沖縄県が和解した。ニュースを聞いて思うことがある。グローバル化が先進し、国境を無くす勢いに難民問題が発生し新しく国境に壁を作るような動きがある。やりすぎの地方中心、やりすぎのグローバル化が問題になっている。その中で政府と沖縄県が和解したのは幸いである。民主主義、個人主義などを強調するとするほど分離、無政府義状態になりうる警告もある。地方創生という波もあって地方活性化に力を入れるのは望ましいが、中央と地方が対立し、異常な民主主義国家のような感さえある。知事が愛国志士のように中央の国防や外交政策を乱すに至った。
 「和解」という言葉は本欄では時々触れているが、注意すべき点を指摘しておきたい。なぜなら和解とはお互いに不利益でありながら、名目や名分をもって正当化するために行うのはよくない。今度の和解にも根本的な対立が解決したというよりは政治的面子を得たようなものではないのだろうか。政治に限らず和解は日常人間関係にも重要な現象である。和解は表面的な面子を立てながら実利を得るためにすることが多い。しかし、私は和解の本質は面子を潰しても、実益が無くてもするべきことであると思う。時には面子をつぶし不利益にもかかわらず心から和解をすべきであろう。
 

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