TVはオリンピックに夢中である。私も観戦に夢中になることが多い。観戦の仕方もいろいろなレベル。ある人は点数や勝敗に関心が高く、ゲームの観戦にはそれほど関心がない。その人こそ負けた時の失望は大きい。またある人はゲームのルールを知り、選手のパーソナリティーや戦術などまで知っていて、観戦自体を楽しむ。私は卓球をしたことがないがプロのように家内に解説しながら見ていた。日本とドイツの対決であった。卓球といえば中国との戦いであるのにドイツかと思った。実はそれが日中の試合のようなものであった。日本の福原がドイツのハン・イン (韓瑩, Han Ying, 1983年中国漢族)に敗れた。
オリンピックは国際化、世界化、グローバル化の象徴的な国家間のスポーツの戦いである。しかし今国際化と同時に民族主義が強まっていく傾向があることに気が付く。国家というイメージが薄れていて、民族、人種の対決のように感がある。ジャマイカのボルトなど人種的英雄が登場している。ハンに負けたこと、ドイツに負けたこと、否、中国人に負けたように感ずるのはなぜであろうか。ここに大きいメッセージがある。グローバル化は民族主義への傾向があるということである。移民、多民族化、グローバル化や多様化はただ混合するのではない。第2,3の塊、民族主義、地域主義が現れるのであると思われる。
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