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Channel: 崔吉城との対話
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「老人」

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 何十年も使った卓上時計が止まった。長い間錐が回り一緒に生きてきた感のある時計を分解してみた。忙しい中で変な行動であった。小学校低学年の時、私は家の壁掛け時計を分解して機能を戻せずダメにした。それでも母は怒らなかった。その後「石ラジオ」を作るなど科学者か運転手になりたかった。田舎からソウルに転学してから孤独な時間があった。読書に夢中になった。受験勉強はそれほどではなかった。中高校時代は文学作品を多く読んだ。フロイドのようなメガネ、古い革製品のカバンを持っていた。骨董品趣味があり、学友から「老人」というニックネームが与えられた。私の老人時代は長い。
 10歳過ぎの愛犬ミミちゃんは老人時代。子供の時していた靴などを齧ったり跳ねたりすることは今は全くしない、できない。ベッドにも上がれないのでそこと食卓の椅子、ソーファなど3か所に足台を作ってあげた。定年、定職ですることのない人も多い。ポストについて気勢堂々とした人、偉そうに君臨した人も気が弱まっている。他人事ではなく、自分自身のことである。今日はやりがいのある研究を続けている地理学者の川村博忠先生の講義を聞く。ワンアジア財団支援公開講座の第5回目である。*写真は私の青春時代

 


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