韓国から来られた李教授が韓国語で「もうすぐ春ですね、柔らかい春風が…부드러운 봄바람」という。日本では春風は「春一番」という嵐に近い風であることを彼は知らない。日韓の季節感は異なっている。韓国の姉に旧正のお正月祝いにお土産を送るよう韓国の知人にお願いしたら郵便や宅配が打ち切り営業を休止していると電話での返事。季節感とともに休日の過ごし方も異なる。韓国の大学に在職の時期には学期末になって学生たちと終講祝いをした覚えがある。今学期の文化人類学では性、愛、結婚、家族、差別などがテーマ、昨日の講義の終わりころモンゴルからの留学生がなぜ韓国人はいつまで慰安婦を問題にするのかと言った。学生たちと公開講座を一緒に行いながら無事に充実した授業を終えることができた。一方長い春休みに講義がないことが寂しく感ずる。満員エレベーターの中で韓国からの留学生が韓国の超一流ホテルに就職が決まったという、「泊まりに行くからね」と嬉しさを表現した。
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