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Channel: 崔吉城との対話
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国境貿易

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 港で韓国からの留学生とそのご両親など46人を迎えた。先日韓国でお世話になった崔さん夫婦、久しぶりの校長先生などとも嬉しい再会であった。関釜フェリーは満室ということで、私が待つ団体は最後になり普段より1時間も遅かった。最初に下船する人たちはボッタリ商人たち、持ち帰るのはジジミの粉などが多い。小規模な関税なしの商売と言え、国境貿易ともいえる。商品を見て韓国の「味」が日本で売られていると思った。私の食卓には数日前いただいたジャンジョリンがおかれている。美味しい。小倉の海龍食品が開発したもので試食用である。
 これは朴仙容社長に韓国の両班家の料理として紹介し、勧めた。私の母がよく作ったものである。牛肉を醤油で煮るもので簡単とはいえ、つくるのは簡単ではない。肉の塊を食べるのでやや高いし、ソウル地方の富裕層が好む料理である。私は韓国の南部地方では見ることは稀であった。在日、あるいは中国朝鮮族やサハリンの朝鮮人の中では全く見ることはなかった。私はこのジャンジョリンの分布をみて韓国料理の広がりを見て来た。私が家内に伝授した両班料理の一つを在日の朴社長に勧めたものである。


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