作家柳美里氏とは久しぶりに会うような気分であるが実は初対面。彼女は拙著『恨の人類学』を手にしていた。ぎこちなくない、よそよそしくない。なぜであろう。民族感情によるもの?。彼女は在日3世、私はニューカマー。否、有名な作家に会う度にもしかしたら私の人生を小説として書いてくれるのではないかという期待感?。皆自分の人生は波乱万丈だと思うのではないだろうか。そして人はそれぞれ自分の人生を小説にしたら何冊にもなるだろうと思うだろう。私もそうである。*東洋経済日報2017.4.7寄稿文
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