私の胸には垂直15センチほどの手術の傷痕がある。人には見せたくないので銭湯などには行かない。数日前、看護師である家内に大腸がんと診断され人工肛門を作らなければならないと言われたという相談があった。乳がんで乳房の手術で悩んでいる女性も多いと聞いた。それを残して命を無くした人も多いとのこと。私は自分の傷跡を見直すことにした。生かされた恩恵の印であると。人は心の傷を持っている。失敗や恥ずかしい思いをしたことなど、さまざまな傷痕を持っているいるはずである。社会や国家だってそうである。傷痕を話題にしたり争ってはいけない。それが今のそれぞれの自分自身、自国に生かされている力になっているからである。昨日訪れてこられた山口県議員の平岡望氏とは「望」に関する話をした。
↧