一般的に軍隊は戦争の象徴的なものと思われる。トランプ大統領中枢に軍出身が多いということで危険だと指摘した人に軍事評論家香田洋二氏(写真)は軍は戦争を、その怖さを知っているから慎重にすると言った。よいコメント。私は陸軍士官教官をして教えられたことは「軍は国民の保険」のような存在であるという言葉である。以前も本欄で触れたように沖縄は米軍駐屯を火薬庫のような危険を主張するが、必ずしもそうではない。昨日北朝鮮がミサイル1発を発射して大騒ぎだった。軍の初歩知識では武器の情報を秘密にする。基本的には軍事秘密、奇襲が戦術である。武器を発射し自慢、誇示することは戦争の真意とは思えない。また先軍節など記念日に打ち上げるのは戦争行為とは言えない。祝砲、花火、示威に過ぎない。しかしその火遊びが火事になり、戦争になるので中止させるべきである。昨日発射直後韓国の教え子から電話があった。戦争の脅威に関する話であろうと思ったが意外に研究の話であった。日本とはかけ離れた反応であった。総理は北朝鮮とは対話ではない圧力というがまだ「対話」の余地はある。
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「軍は国民の保険」
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