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Channel: 崔吉城との対話
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「朝鮮通信使と下関」

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 「毎日新聞」〔下関版〕掲載記事 

    「朝鮮通信使と下関」と題して講演した下関市立歴史博物館の町田館長(スクリーン左)

 日韓の歴史や文化の違いを学ぶ「楽しい韓国文化論」が、下関市一の宮学園町の東亜大学(櫛田宏治学長)で開かれた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録される朝鮮通信使について、市立歴史博物館の町田一仁館長が下関との関わりを解説した。
 講座は下関広域日韓親善協会(友松弘幸会長)と東亜大学東アジア研究所(崔吉城所長)が主催した。毎回テーマを決めて、崔所長や歴史研究家などが講演している。
 講演は、朝鮮通信使ユネスコ記憶遺産日本学術委員会副委員長として、登録に尽力した町田館長が「朝鮮通信使と下関」と題して話した。通信使は儒学や医学を日本に伝える一方、農業技術を持ち帰るなど双方向の文化交流があったことを強調。長府藩では通信使をもてなすため領民から特別税を徴収したり、豪商から銀を借りたりしていたが「(両国の発展に貢献しており)それだけの意義と価値があった」と述べた。
 参加した看護師、前田よしみさん(61)は「通信使に提供された食事の量に驚いたけど、想像できて身近に感じました」と話していた。【佐藤緑平】

 


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