古い師弟関係に変わりなし。馬関まつり調査のために韓国外大の中村八重氏が下関へ、昼食の席で自著交換、上程をした。私は最近新著の『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』を上げ、彼女からハム・ハンヒとオ・セミナ著の訳書『海を渡った「出雲屋」~韓国のパンの百年史』をいただいた。私は植民地期の生活史を執筆中であるが、暗黒期といわれる植民地時代の生活が覗ける地方史として日本の地方の出雲で出版されたものである。植民地期には韓国人も日本や戦地・占領地などにモチ、豆腐などの店をもって出かけたのも面白い。その例が拙著『慰安婦の真実』にも書いてある。彼女に一読を薦めた。意外にも弟子たちは私の拙著を読んでいないようである。
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