昨日またもう一人の弟子と昼食をした。私に啓明マフィアのニックネームがついた時代の代表的な弟子の一人、蔚山大学校の魯成煥教授である。彼も定年が近いというので昔の話になる。彼はいう。私から行政役職はしないようにと言われて、それを実行して研究を続けていると。私は当時植民地研究会を提唱し旗を上げたが「親日恐れ群」(?)がついて来なくて、離れていった古い弟子たちに残念な気持ちを持っているが、それを広島大学で実現できたことに満足を表した。韓国で私の植民地研究を否定的に見ていた人たちが今になって研究し始めたことを指摘したことに、彼は中心人物が日本に行かれ「先生」を失ったのが大きい原因だという。彼は百種という民俗を研究のためにベトナムへ行く予定だという。私とは学問的に遠くなったと感ずる。しかし師弟関係には変わりはない。
今朝のBBCでローマ法王のPopeがアイルランドダブリンで演説するが動画が流れている。現地調査をした時を思い出し、市内の風景が懐かしい。1200年前の教会で礼拝したことを思い出す。法王は典型的なカトリック国家であるアイルランドで主に教会の中の不正義、女性差別の改革reform within the Catholic Churchを訴えている。カトリック教会だけの話ではない。プロテスタント教会、多くの宗教、そして世俗社会へのメッセージである。石破氏が「正直、公正」を標語にして総理選に挑戦している。日本人は正直、勤勉などのイメージを戻してほしい。
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「正直、公正」
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