牧師不在の数年間、多くの牧師が替わりながら説教した。色々な牧師の説教を聞くチャンスでもあった。私はどの説教にも付いて行くつもりで熱心に聞いた。しかし説教法、教授法などについては物足りなかった。昨日は新任の金成彦牧師が3回目の説教、彼は日本語と韓国語が両方とも完璧なバイリンガル、微妙な感情表現力があり、説教法、時間、表情など優れている。突然私の丁度半分位の若者が、自分史を語る。何を語るのか、耳を傾けた。彼が1986年小学校2年生で韓国に帰国した時、韓国の生徒たちから日本の奴=チョッパりと言われたという。昔私がインタビューした日本人の大木氏は日本に帰国してから「朝鮮人」と呼ばれたことと逆である。子供が意識する日本人、韓国人とは何か。文化的「民族」を指す。子供の悪口を大人たちが大げさ差別用語云々、そして大人の喧嘩に広がる。私の親しい幼稚園長は「幼稚園生」の純粋さを理解できない大人の「幼稚」性を指摘した。
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