キャンパスは春休み、学生がほぼ見えず、寂しい。私の研究室での読書会は続行中。そんな中、大阪から訪ねて来た人、また離任する人などの出入りがあった。中には韓国旅行に行くついでに寄った山田寛人氏もいた。私は彼の専門のエスペラント語を話題に、日本語と英語だけでも上手くこなせないのにさらに他の言葉へという負担を感じ、さらに多言語に通達すること自体が紳士のような雰囲気はあるがよい研究成果が出ているのかなど、私はやや否定的であるとしながら話を誘った。エスペラント語は語順や文法より助詞の機能が活発で、覚えやすいという。「話す」言語から文字へとは真逆の文字から話しへとなる。国会などでよくみられる棒読みの日本の言語生活を理解するには研究テーマになりそうである。彼は多言語との接続により自国の言葉を豊かにする。ハングル純粋化運動が盛んな韓国へ旅に出た。
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