長すぎる連休、月の半分が休日、楽しむ人とつまらなく過ごす人に分かれる。その最中か、昨日は下関の名物祭りである赤間神宮の「先帝祭」を見に行った。45万人と報道されるが観光客がここ下関にだけ集中したわけではない。全国的に人が浮遊し、歩くと思う。私も天気も良く気持ちよく参加した。ただ壇之浦の合戦で入水した安徳幼帝を偲ぶ「上臈参拝」行列を見るために赤間神宮の階段を上っていっても見られる場所を探せず残念であった。
海辺で行われるミュージカル、華麗な正装の遊女の八文字をだっぷり観覧した。死者の怨恨を慰める祭りが演芸とされたミュージカルをが公演された。私は韓国の巫祭を思い出しながら観た。巫祭の松の神木が先帝祭では榊に、シャーマンのクッがミュージカルとして私の目に映ってきた。感無量であった。私は若い時、韓国東海岸に転々として行われるムーダン儀礼、旅巫人を長期間同行しての現地調査の場面と先帝祭がタブって見えて、いろいろなことを思い出した。この地元行事と海を挟んで日韓がで共有しているものがあると感じたことは大きい収穫であった。これから祭りの比較へとさらに研究は広がる。