1985年8月15日靖国神社の状況が目に浮かぶ。軍服姿で現れた元軍人と大型スピーカーから反戦を叫ぶ声、私はその場に立っていた。中曽根総理が訪問すると聞いた。その中曽根氏が昨日101才で死去された。大きく報道されている。業績より人物評が多い。歴史にはどう残るか、これからであろうが、人々の心には人物像が残る。愛され、記憶されるか、忘れられるかはその人の魅力であろう。人や宗教によっては、死は無、空になることを望む。生は充実したものでありたい、死後の世界はない。しかし民間信仰などではあの世で生き続けると信じる。シャーマニズムでは近く長く残るのは怨霊である。恨みは否定的ではあるが関係を強くつなげることもある。中曽根尊位、ご冥福を祈る。
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