私の1968年の論文(「韓国文化人類学」1号)は天然痘の悪霊を送る儀礼に関するものがある。予防ができる以前は恐ろしい病気のママ(敬語)、潜伏期間から終わるまで「13日間」といわれていた。その悪霊の発祥地は中国であった。シャーマンの儀礼の巫歌に「大漢国から小漢国へ…」(中国から韓国へ)という歌詞があった。なんと、その忘れていたことが今再現されている。新型コロナウィルス・・・。
「大漢国」は大国であり、良い事も悪いことがある。中国は世界で一番の大国である。しかし私が現地を歩いてみるとそうでもない。流通など全国的に効果的に統治されていない。悪く言うと「村の広がり」であり、人民の意思が国家に反映されていない。今病院を急造する。プレハブやビニールハウスではなく、高度な医学、奉仕精神などが重要であろう。日本でも、博物館や図書館も建物は二の次、中身を充実したものに整えていかないと良いものにはならない。
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天然痘の悪霊
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