南アフリカのケープタウン大学の黒人学生らが英植民地主義者セシル・ローズの銅像に人糞を浴びせという野蛮なニュース。19世紀英国の植民地相を務めたセシル・ローズ(Cecil John Rhodes)の銅像の撤去が一気に広がっているという。私はローズの記念公園などを調べて拙著『帝国日本の植民を歩く』で彼の写真を入れ触れている。銅像が撤去される一方慰安婦像は建てる。世界の皮肉な現象をどう見るべきか。
アメリカでは白人警察により黒人が死んだ事件が火種になり、人種差別運動が激しい。平等運動はよいが事実をよく見なければならない。私は思い出す。ある女性が入社試験で落ちて、「女性差別」云々とし、問題になったことを考える。業務過失、悪行が人種差別へ無限に拡がることも冷静に考えて欲しい。