いわば「平和安保法案」対「戦争法案」の世論が高調している。与党は国民の理解が足りないというが、野党は理解すればするほど分かりにくいという。私は法律の次元を超えて「存立危機」というキーワードが問題であると思う。「存立危機」とは何だろう。韓国語のことわざで「ミミズも踏まれると抗する(지렁이도 밟으면 꿈틀거린다)」つまり命を全うする危機には戦争でもするということである。ただその危機とはどの程度、誰が判断するかのその恣意性が議論されている。我が国の存立が脅かされる明白な危険がある事態と規定しても国民の不安は残る。その危機感は主に中国からであるが、逆にその安保法案が中国に脅威となっていると報じられている。先日中国から来た国際政治家の話では、それについて中国政府の存立の正当性の共産党政治体制を非難しないこと、アメリカは米軍駐屯を認めてくれることだといった。おそらく北朝鮮は三代続きの独裁体制の存立を全うすることであろう。
このような生存権の防衛の法律や軍隊を持っているのは世界的に一般的なことであり、日本が例外的である。それは日本が戦争を起こしたこと、そして敗戦の歴史にちなんでいることとして理解しなければならない。いまそれを直そうとする。抑止力を持つためだというが、日本の植民地や戦争を経験した国々は日本の怖さは法律以上に抑止力になっていると私は思う。韓国人がよく聞く冗談、日本のパチンコの玉が怖いというくらいである。もっとも根本的な抑止力とは先進国であるという紳士性であろう。個人的には食べ物をはじめ衣食住の生活が脅かされること、いわば生存権が守られないことである。それが犯罪の温床ともなりうるので安保より生活が大事である。
このような生存権の防衛の法律や軍隊を持っているのは世界的に一般的なことであり、日本が例外的である。それは日本が戦争を起こしたこと、そして敗戦の歴史にちなんでいることとして理解しなければならない。いまそれを直そうとする。抑止力を持つためだというが、日本の植民地や戦争を経験した国々は日本の怖さは法律以上に抑止力になっていると私は思う。韓国人がよく聞く冗談、日本のパチンコの玉が怖いというくらいである。もっとも根本的な抑止力とは先進国であるという紳士性であろう。個人的には食べ物をはじめ衣食住の生活が脅かされること、いわば生存権が守られないことである。それが犯罪の温床ともなりうるので安保より生活が大事である。