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Channel: 崔吉城との対話
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「自粛の空気」

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 昨日定期受信検査で内服薬がひとつ多くなり、呼吸困難の時に対備して吸入器を携帯するようになった。
 下関にある言論人の話によると、私の最新著『韓国の慰安婦・・・』には政治的「自粛の空気」があり反応がなかったようであると言う。先日朴裕河氏の講演会にもメディアの反応はなかったことが理解できた。しかし朴氏は本社版の新聞のアジア・太平洋賞を受賞された。同じ新聞でも本社と支社、中央と地方の空気の差は何を意味するのだろうか。地方では広く普遍的な見方をすることは認められ難いということであろうか。社会の左翼右翼、誤解と戦うことは無駄なこと、本当に「自愛」することしかない。国を越えたら異なるのは当然である。
 秋の味覚の松茸(写真)、柚子などを知人、隣家からいただき、感謝して味わった。
 ソウルで開かれる連合学会で講演するために行く時に韓国の他の研究プロジェクトグループから面談の申し入れが届いた。韓国の研究者には日韓関係が悪いことは気にせず日韓の交流を願っている方々がいることを感じている。講演後、翌日の帰国までの間に私はその研究会のメンバーにお会いし、話すことにした。

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