下関の東亜大学は、「ITによるアジア共同体教育の構築」をテーマに10月1日から、市民が参加できる公開講座を開催する。日本、韓国、中国、台湾の学術研究者を講師に招いて来年一月二一日まで一五回にわたり、毎週土曜日・四時限(午後二時半から四時まで)開講する。教室は同大学13号館二階202教室。学生、市民との討議を通して文化・教育の面から人種、民族、国家の壁をこえた交流を深める。
担当の崔吉城教授は「グローバリズムが叫ばれる一方で、ナショナリズムと国家間の競争意識が強まり、尖閣・竹島などの領土問題、日本海の呼称や歴史教科書などをめぐって政治的な不和・緊張が高まっている。東アジアは、政治的には植民地や戦争など不幸な歴史を持ってきた。海はもともと国境がなく、共有するものだ。経済面や政治家たちだけにまかせるのではなく、日韓中の学者が共通の文化を研究する人材を育成し、異文化を理解共有し、平和な東アジア文化共同体を構築していきたい」と語っている。学者による歴史認識論をテーマに、インターネットによる韓国、中国、台湾の姉妹大学を結ぶ遠隔授業を構想していたが、このたび「ワンアジア財団」の助成金を得て、この公開講座を開設することになった。
第一回目10月1日は「アジアの社会、文化と共同体」をテーマに崔古城教授と櫛田宏治学長が講演する。各回ごとに民族、人種、言語、文化、スポーツ、言語、美学、交易、ナショナリズム、絵図一地図などをテーマに、国内外の学者の講演を予定している。
受講料は無料。問い合わせは、同大学事務局広報室(083-257-5151)。
担当の崔吉城教授は「グローバリズムが叫ばれる一方で、ナショナリズムと国家間の競争意識が強まり、尖閣・竹島などの領土問題、日本海の呼称や歴史教科書などをめぐって政治的な不和・緊張が高まっている。東アジアは、政治的には植民地や戦争など不幸な歴史を持ってきた。海はもともと国境がなく、共有するものだ。経済面や政治家たちだけにまかせるのではなく、日韓中の学者が共通の文化を研究する人材を育成し、異文化を理解共有し、平和な東アジア文化共同体を構築していきたい」と語っている。学者による歴史認識論をテーマに、インターネットによる韓国、中国、台湾の姉妹大学を結ぶ遠隔授業を構想していたが、このたび「ワンアジア財団」の助成金を得て、この公開講座を開設することになった。
第一回目10月1日は「アジアの社会、文化と共同体」をテーマに崔古城教授と櫛田宏治学長が講演する。各回ごとに民族、人種、言語、文化、スポーツ、言語、美学、交易、ナショナリズム、絵図一地図などをテーマに、国内外の学者の講演を予定している。
受講料は無料。問い合わせは、同大学事務局広報室(083-257-5151)。