今週土曜日10月29日はワンアジア財団支援公開講座の第5回目、川村博忠氏の「絵図から見るアジア」が行われる。先週は金俊氏がマテオリッチのアジア観について語ったことと、スカイプ映像で登場した姜海守氏は日本から見たアジア観に重ねて話をしてくれた。それとも関連するが今回は世界図からアジアを考えることとなろうかと思う。川村先生は日本絵図学の創立者の一人として世界的に知られた学者であり、講座には多くの市民の方々に参加してほしい。
この講座はITによる公開講座である。しかし講義を公開することには難点もある。画像や映像の資料などの信憑性、キチンと出典の掲示などが求められる。幸いに本講座では順調に行われている。東京からだけでなく辺鄙な港町から世界へ発信すること、これこそ地域創生、活性化と思っている。残念なことはよい機会を提供しても受け手が消極的であることである。学内には「授業参観」という教科があるがこの講座はその視野から外されている。また公開されるのでフェースブックの中継で聞くという方も多く、主席率が低下するかと懸念する。
*写真は川村 博忠 -吉川弘文館.
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「公開講座」
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