『月刊朝鮮』の編集長の文甲植氏は1月号に崔スキャンダルと大統領弾劾について「蝋燭集会は火遊びに過ぎないかも…」と述べ、弾劾にも反省を求めている。客観的知識、冷静な判断の言論人のように感ずる。私に新年のグッドニュースが届いた。東亜大学東アジア文化研究所の客員研究である中村八重氏が韓国外国語大学校日本語大学融合日本地域学部に副教授として赴任することになった。広島大学以来、研究会などで彼女らと私を囲んで集まっていると「広島学派だ」と冗談が飛ぶこともあり、嬉しく思っている。より安定したポストで良い研究が続けられると期待する。
民団新年会で呉公太団長が釜山日本総領事館の前の少女像を撤去してほしいと語ったのは意外のことであり、歓迎する。韓国政府から組織運営の支援金を得ながら運営される民団として日韓合意を支持するような発言とも思われるが、不安定な韓国の状況においてこのような発言は勇気があるといえる。海外の同胞が本国へ影響するのは世界的な現象ともいえるが民団はその影響力が非常に弱い。しかし、今度は勇気ある発言だと思う。
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蝋燭集会は火遊び
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