昨日韓国憲法裁判所の朴クネ大統領弾劾裁判の罷免宣告を生中継で視聴した。日本人にとって韓国社会を知る重要な出来事だと思った。印象として朝鮮戦争中に北朝鮮時代の「人民裁判」と酷似している。悪く言うと中国の文化革命の「人民裁判」と一脈としているとも感じた。つまり世論重視の「政治裁判」といえる。判事は「法しか言わない」ことを期待したが、世論を気にする話が多く、むしろそれがメインのように聞こえた。「当裁判所は国民から与えられた権限によって行われる今日の判決がこれ以上の国の分裂の混乱の終息を願っている。また、いかなる場合においても法の支配は動揺しないことを私たちは皆で守って行くことの価値だと思う。この弾劾審判は保守と進歩という理念の問題ではなく、憲法秩序を守るの問題、政治的悪習を清算するために罷免を決定する」(抜粋)という。「国の分裂の混乱の終息」「政治的悪習を清算」という、文は文、文脈は文脈、正義を語る政治演説のように聞こえる。法治ではない、政治、人治の韓国社会であることを世界は知るであろう。
저희 재판부는 국민들로부터 부여받은 권한에 따라 이루어지는 오늘의 선고가 더 이상의 국론분열과 혼란이 종식되기를 바랍니다.또한, 어떤 경우에도 법치주의는 흔들려서는 안 될 우리 모두가 함께 지켜 가야 할 가치라고 생각합니다.이 사건 탄핵심판은 보수와 진보라는 이념의 문제가 아니라 헌법질서를 수호하는 문제로 정치적 폐습을 청산하기 위하여 파면결정을 할 수 밖에 없다는 재판관 안창호의 보충의견이 있습니다.