昨日の午前中、以前コラム担当の記者から取材を受けた。取材とは言ってもいつもただの放談のようであり、逆取材の感もなくはない。私はこの地域に生きながらこの地方の資料を発掘して地域住民と世界的に共有したいと強調した。午後は京都国際日本文化研究センターの招へい研究教授の金容儀氏からインタービューを受けた。彼は日韓関係について微妙な点を録音しながら質問した。私はアカデミズムと民衆、韓国の反日運動と闘った過去を語らざるを得なかった。韓国で日本学を先進的に行ったと賛嘆されながら、私の人生は脚本通りではない、その都度判断して生きて来ただけであると言った。反日感情の強いその時期に植民地時代の日本村の巨文島調査を行った。彼は引揚者の堀麗子氏に会ってみたいという。今日行かれることになった。彼が特に評価してくれたのは私の北朝鮮訪問、それは意外なことであった。私はこれからの出版企画、予定などを語った。彼の表情から私が高齢者であることを意識していない(?)と不思議に思ったのではないかと感じた。
↧