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Channel: 崔吉城との対話
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帰宅

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 昨日の午後退院の準備、この冬一番寒い雨の日、まず着替えた。先日金憙台氏からいただいた神秘的な紺色、人間国宝作のマフラーをして記念写真写真を撮った。33日間の病室を離れ自宅へ帰るということは嬉しいけれども不安もあった。完全に保護されていてナースコールですべてが介護されている期間が長くてそれに慣れてしまった感じがある。担当医の阪田先生の1時間ほど長い手術前と後のレントゲン写真やエコー映像、血液検査の結果などを見せていただきながら日常生活への注意事項をきいた。先生はまさに「命の恩人」である。危機から救急車で運ばれ手術して治療と回復が一目瞭然として分かった。病院を出る時、韓国の郭病院の理事長の郭氏から電話をいただいた。
 帰宅した時は既に暗くなっていた。マンションの隣りの方々から歓迎された。中国大連理工大の孫さんや韓国の啓明大の中村さんからのお祝いの電話などに嬉しく対応した。部屋は何も変わっていない。しかし生活は新しく始まる。これからはトーンを一段落としながら続けることと考えている。なにより命を大切にしながら恩返しの気持ちで生き続けようと思う。愛されていることの確認と感謝で生きる。来週から可能であれば講義も再開し、予定の講演、執筆なども続けて行うと思う。
 

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