主に低学年の留学生の最初の時間には「私の日本語」になった。幸い20数名の中に二人の日本人学生がいて、途中グループディスカッションができるようになった。また70代の大学院生の女性が受講しているので彼女にもコメントなどを求めることにして、楽しくなった。私の日本留学は日本語ゼロといっても漢字は知っていたので完全なゼロとは言えない。ロシアで文字も話し言葉もゼロでそれも切っぱくなした状況での経験を短く話をした。中に笑点として「オシッコを漏らした」というところに反応をみた。笑えない学生が多い。ただの逸話だけではなく、エピソードへ感想と反応を求めた。無言語の体験から言葉が出来なくても世界を歩ける勇気を得たこと、それがメッセージであり私の講義の核であった。*写真は2月24日出版記念講演会、秦穴氏撮影