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Channel: 崔吉城との対話
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「四色党派」

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 このころ私はツイッターでニュースなどをキャッチすることが多い。トランプ氏など政治家の直接投稿を早く読めるのが楽しい。テレビや新聞などは旧聞になる気分である。ワシントンでは北朝鮮先制攻撃説がある中、金正男氏被殺ニュースが入る。金氏が韓国へ亡命することを憂い殺害されたという情報が今入っている。朝鮮半島の危機の中、特に政治家たちは「四色党派」(李王朝の時党派争い)だけを夢中にしている。それに国民は危険な集会を止められない。子供の火遊びを見る心情である。

요즘 나는 트위터에서 뉴스 등을 얻는 경우가 많다. 트럼프 대총령 등 정치인들의 직접 투고를 읽는 것이 즐겁다. TV 나 신문 등은 旧聞이 된다. 워싱턴의 북한 선제 공격설이 나도는 가운데 金정남 뉴스가 곧 들어왔다. 한국으로의 망명을 꺼려 살해되었다는 정보이다. 이러한 한반도의 위기 중에 있는 한국 정치인들은 에만 열중하고 있다. 국민은 위험한 집회를 하고 있다. 어린 아이의 불장난을 보는 심정이다.


敢えて危険な話

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 敢えて危険な話をする時間であった。在日の韓国民団の団長の呉公太氏が釜山総領事館前の少女像撤去を韓国尹外務長官に申し入れた異例の行動に私と朴仙容氏は民団の初めての勇気ある言動を評価した。講師の山県順子氏は家父長や女性差別から人権意識、そして慰安婦裁判の傍聴を以て人権的な話をした。彼女は日本は戦争賠償をせず、謝罪もなく、慰安婦に一銭も払っていないという。田辺正樹氏らは戦争や植民地をした日本は反省すべきであり謝罪すべきだと言う。また日本人には加害意識はあるのかと言う。鍬野氏は下関で人権運動をしながら慰安婦裁判に協力し、弁護士になった人もおり、韓国側の協力を得ながらメディアに紹介され、今のように国際的に知られるようになった慰安婦問題の経緯を語った。
 倉光誠氏は日本人には加害意識がある、つまり性暴行された多数の女性が韓国のように表面に表らわさず黙っていることこそ加害意識があるからだと反論話し、西原経徳氏、田中順作氏らは日本は謝罪と賠償を行ってきたと反論した。私は平和反戦の平和主義的社会運動も必要ではあるが、実際戦争中に反戦運動をせず日本人は黙っていて、今のように言論が自由な平和の時の人権意識はそれと異なってより根本的な問題意識を持たなければならないといった。なぜ韓国が慰安婦、性を持って日韓関係の政治的カードにしているかの韓国社会の儒教的貞操観については説明足らず終わった。それでも本当に徹底討論となった感がした。

映画か、実話か

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 映画そのものであるという。まだ映画は終わっていない。イントロ、挿話、ストーリー、クライマックス、結末がある。生の「声の文化」日常会話などが作品化されると芸術になる。クアラルンプールで起きている北朝鮮の金正男氏の被殺事件は映画かドラマのようである。作家や脚本は存在すると思われる。ニュースで流れる進行時状況はまさに映画を見るようである。舞台と人物構成のプロットが面白く、クアラルンプール国際空港を巡る情報発信はさまざまである。韓国中央日報は美女に誘われ目を閉じて殺されたという挿話もニュースとして流した。警察当局はいっぺんに捜査結果を出さず少しつつ漏らすようにニュースとして世界に流す。ゆっくり出した方が連続ドラマのような力となる。映画の結末は犯人像とは異なり意外な人物であるのが常、それがより劇的であり面白い。皆が北朝鮮による暗殺というが案外韓国、アメリカかもしれない。映画か、実話か、朦朧とする事件である。
  

マスク

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 インフルエンザと花粉症のためにマスクした人が多い。ある女子学生は年中マスク姿であり顔はよくわからないので記憶に残りにくくなっている。卒業してジャイカでインドネシアに派遣されたという。そこでもマスクをするだろう。日本より空気が悪いからである。帽子を被ってマスクをした人は人相把握ができず、顔が見えにくくなる。最近特に日本では前髪が長く眉毛や目も見えない位にしている。額が全く見えない。韓国の諺で額は良心の表れというのに、顔を隠すことは良心をなくすこと、心を見せないことであろうか。
 マスクの代わりにベールやイスラムのチャドルなど顔を隠す風習は世界的に広い。近代化と同時に断髪、ヒッピーなどの乱れ長髪など流行は激しい。アラブのフセイン型の髭は男性の独占的美容や象徴的な文化である。その流行に抵抗のある人もいつの間にかそれを受容する。

国境貿易

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 港で韓国からの留学生とそのご両親など46人を迎えた。先日韓国でお世話になった崔さん夫婦、久しぶりの校長先生などとも嬉しい再会であった。関釜フェリーは満室ということで、私が待つ団体は最後になり普段より1時間も遅かった。最初に下船する人たちはボッタリ商人たち、持ち帰るのはジジミの粉などが多い。小規模な関税なしの商売と言え、国境貿易ともいえる。商品を見て韓国の「味」が日本で売られていると思った。私の食卓には数日前いただいたジャンジョリンがおかれている。美味しい。小倉の海龍食品が開発したもので試食用である。
 これは朴仙容社長に韓国の両班家の料理として紹介し、勧めた。私の母がよく作ったものである。牛肉を醤油で煮るもので簡単とはいえ、つくるのは簡単ではない。肉の塊を食べるのでやや高いし、ソウル地方の富裕層が好む料理である。私は韓国の南部地方では見ることは稀であった。在日、あるいは中国朝鮮族やサハリンの朝鮮人の中では全く見ることはなかった。私はこのジャンジョリンの分布をみて韓国料理の広がりを見て来た。私が家内に伝授した両班料理の一つを在日の朴社長に勧めたものである。

肺気量検査

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  定期診療で行った肺気量検査は運動選手にでもなった気分で大きく吸ったり吹いたりを繰り替えしながらテストをした。結果は弱いといわれた。薬をもらいに行って薬局師さんからちょっと遅れのバレンタインチョコをいただいた。病院、薬局でも「顧客は王様」のように対応していただき嬉しい。病院はいつかかなり調子悪くなって訪ねる時が来るだろうと心準備は忘れてはいけない。
 今日は一昨日に港に着いた韓国からの46人(写真)の歓迎式に参加する。高校生たちになにを話すか、それも楽しいこと。私にも確かにその青少年時代があったが、今ではなかったかのように、現在の時点で話すことが多い。中学校合格以外にはほぼ悩みも多く、緊張して…生きていた感じがする。朝鮮戦争は私のトラウマ、その時代が生活の基準である。今経済が悪くなると聞いてもその時代を生き抜いてきたのでその時と比べて安心する。辛い過去はただの負の遺産ではない。生きる力でもある。

新聞報道2017年2月16日長周新聞

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東亜大学東アジア文化研究所(崔吉城所長)は一六日、同大学で「慰安婦問題徹底討論」と題して研究会を開催した。本来、戦争中の女性の人権問題である朝鮮人従軍慰安婦問題が日本、韓国、さらにはアメリカから世界に広がり、大きく政治問題化している。今回は、朝鮮半島と日本の人民同士の不和・対立を煽る風潮を憂慮し、狭い民族主義を排して真の平和と正常な研究環境を願って人権活動家を招いて開催したもので、活発な論議がおこなわれた。

 初めに、崔吉城教授がこの間の研究室での読書会や、著書・『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか』をめぐる韓国でのバッシングや下関でのマスコミの冷淡な反応から、従軍慰安婦問題について語りにくく、研究してもその事実を発表しにくい状況にあることを明らかにした。そのうえで、「人権問題を政治的に扱って別の方向にもっていくナショナリズム」を批判。この討議でそのようになる根源に迫りたいと訴えた。

 発議者として、山県順子氏(アムネスティ日本下関グループ運営担当)が、下関で判決が下った従軍慰安婦裁判(「関釜裁判」、一九九三年から九八年)にかかわり、朝鮮人従軍慰安婦の「過酷な性労働」の証言から学んだことや「加害責任に向きあうことが重要だ」と強調した。

 討議では、日本軍の慰安所(ビルマやシンガポール)の管理人が書いていた日記を読んできた読書会の研究者から、当時の状況について「マスコミなどでいわれていることがすべてではない。たくましく生きていることが隙間みられる」「日本にも元従軍慰安婦がおり、沖縄や満州からの引き上げの時に性暴行を受けいるが、それを証言できないのは”加害者“であったという抑圧感があるからだ」という発言もあった。

また、「沖縄での米兵による女性暴行事件もある。もっと問題を整理して、本質を見きわめていこうと思う」「人権派の人だちと対立して討論しなければならないものなのか。どこでもあったということで歩み寄れないものか」「こういう対立ではなく韓国の人ともっと仲良くしたい」と相次ぎ、訴える場面もあつた。

崔吉城教授は、「朝鮮戦争における米軍の性暴行の事実がなぜ批判されないのか」と問題を提議したところ「親日派」と攻撃を受けたことや、「戦争ちゅいうと言ってもすべての軍隊が性暴行を犯すわけではない。中国の人民軍はまったくしなかった」ことを明らかにした。さらに、人権はフランス革命でたたかいとられたものだが、「戦争における人権問題や被害補償は、女性の性をとりあげてやるのが一番だ」というアメリカ的な発想が、韓国の儒教的な貞操観を利用して政治的に煽られている状況にも注意を喚起した。

さらに、平和時には反戦や人権を叫ぶが、戦争が迫ると口をつぐんたという歴史の反面に学び、政治的な制約やナショナリズムをこえて、ありのままの事実を明らかにするという研究者の立場を貫くことの重要性を確認した。

仕事の質

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 私のホームページをリニューアルした。十数年前広島大学奉職中に学生の協力を得ながら自力で作ったが数年後に操作ミスで消してしまって完全に自力で作り直し、最近下関でリニューアル、さらに基本構造を変えてリニューアルアップした。長く使い見慣れた表紙写真も私が撮った古い写真にした。変えることには抵抗を感じたが同僚や学生の意見などを参考にして新しく変える決心をした。保守(変えない)と進歩(変える)との対立を感じた。
 本欄の読者の中には私を「古い保守だ」などと非難する人もいるが、自分自身は変化が好きな者だと思う。変えること、スピディが好きなせっかちなところがある。自分の行動プロセスを反省的に考える。仕事がスピディであることはよいかもしれないが、そのプロセスにおいてどこかで焦りがあり、漏れることがある。例えば仕上げが粗末になったり、行動過程の小さい段階を欠落させたりすることがある。これは私の個人の欠点であるが、多くの人にもあるかと思う。数分内で顔を洗い、ワイシャツのボダンを締め…出勤する。速いか、性急かによって仕事の質も決まる。
 

 


試写会

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 公開講座の記録映像編集の真最中、中間試写会を行った。まだ2年生である、韓国からの留学生の白君がムービメディアソフトを使い操作をし、内容を修正ながら進行中である。同時に出版も並行させていてとても忙しい。出版社からの大崎氏も参加した。映像は好評であった。それに読書会の前半が重なった。視られる映像、読まれる本を同時に作りたいという私の強い希望によるものである。一方社会劇の「金正男被殺」のニュースから目を離せない。
 昨日倉光氏から頂いた韓国語の「月刊朝鮮」3月号に「金正男暗殺特集」が乗っている。まだ真相は明らかにされていない事件である。週刊誌よりも早いのではないかと勘違いをするほどの早さに驚いた。また日本の日刊紙よりも告発性が強い。韓国は世襲制社会、正男氏は長男、その息子のハンソルが宗統の「宗孫」として注目される。その父子が亡命政府を作るのではないかと脅かされた北朝鮮の金ジョンウンが暗殺したという記事である。ドラマそのものである。多くの偽ニュースもたくさん飛んでいる。一番印象に残ったのは韓国の中央日報のもの、興味をひくニュースであった。それは正男氏が美女にマッサージを誘われて横になって顔マッサージ(被殺)を受けたもの。記事より小説的な偽りであった。この事件は小説化は要らない。

ウズラ文化

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 大学からの帰宅は夜の9時少し前、8時半で終わる韓国のドラマは終わっていた。残念とは感じなかった。準ドラマのようなマレーシアでの金正男暗殺事件を9時のニュースで見れるからである。VX毒物によると死因がやっと明らかになった。まだ死者の(金正男?)特定はできていない。ストーリは終わっていない。クライマックスはどうだろう。悲劇の事件をドラマに比喩するのはよくないが多くの人も劇性に引かれると思う。トップニュースになり、トランプ劇場や小池劇場も二の次になっている。
 鳥インフルもなかなか映像化が難しい。先週の読書会で私が話したことを思い出す。人間の普遍的な幸せの目標とは長寿long life、命への尊厳は人類に共通する文化であり、日本独自の文化の一つはウズラ文化であろうと話した。メンバーは失望(?)驚き(?)のような表情であった。日本が4代古代文明の発祥地ではないという失望であったのか。研究によれば日本が発祥地であり、日本にしかない文化に野生のウズラ(Japanese quail, Coturnix japonica)を家禽化して、鳴き声を競 い合う「鳴き合わせ会」が盛んに催され、それを楽しみ、さらにその卵を食用としたのは素晴らしいことだと紹介をしたことである。

エンディング

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 昨日終日白成烈君とわが夫婦が映像編集の最終作業を行った。主に字幕入れ、エンディングにキャスト、協力者たちの名前と音楽を入れた。30分弱の映像、講義の全体が分かりやすく見られるように工夫した。来週中に試写会をしてから完成終了させるつもりである。それを挿入装丁の本の出版へ進む。まだ作業は終わっていない。今執筆中の科研報告書(論文)を終え、映像本への執筆に進む。必死の3月になりそうである。
 林楽青氏は義理の父の死亡、中国へ緊急帰国。メールボックスには富士ゼロックス2016年レポートがあり、林氏の寄稿文「映像から探る満洲国の実態」を読んだ。旧満州時代の日本語、戦後の日本語教育、その日本語専攻への経緯、そして満洲映画研究への転換が書かれている。私は彼の撮影、編集の実力を認め、さらなる研究に助力している。

흥부전

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 일본의 천황이 결코 행복한 자리에 있는 것이 아니라는 국민이 다수이다. 내가 보기에는 최고의 사치 와 존경을 받는 좋은 자리라고 생각하여 글을 올렸더니 자유로운 생활이 없는 불쌍한 사람이라고 변호하는 댓글이 올라 왔다. 생각해 보았다. 어떤 일본인 평론가는 김정남도 그 나름대로 북한을 이끄느라고 고생하고 있다는 말도 하였다. 그 말에 아마 불만을 가지는 사람들도 있을 것이다. 
 성공한 사람들이 최후에 불행을 가져올 수 있는 리스크를 가진다는 것을 알아야 할 것이다. 한국은 삼성의 이재용 삼성전자 부회장을 연일 소환 조사한다. 많은 국민들은 돈많은 갑부를 괴롭히는 것을 민주주의 힘이라고 여길 것이다. 현대판 이다. 지도자는 부귀를 향락하는 면이 있지만 나쁜 놀부라고만 생각해서는 안 된다. 철 없는 국민이 부러워하고 질투하고 화내고 트집잡고 싸우고 있는 현실은 참으로 안타깝다.  

 韓国はサムスン電子副会長を連日呼び出して調査している。私は 李朝時代の有名な古典小説の「興夫伝」の現代版のように感じている。安い値段の大衆小説である。それは「古典小説」と呼ばれるがクラシックの意味ではない。金持ちの兄、貧困な弟の話である。「金持ちは悪い」という話しである。韓国だけの話ではない。格差社会への批判もそうであろう。日本の天皇は、最高の環境と尊敬される良い位置にいおられるのではないか、と本欄で触れたら自由な生活ができないかわいそうな人だと擁護するコメントが入って来た。ある日本人の評論家は金正恩氏もそれなりに北朝鮮を指導するのに苦労しているのではないかという。幸せを求め成功した人が逆に不幸になるという皮肉な社会であろうか。今韓国では国民がお金持ち富豪を苦しめている。まるで金持ちの兄「ノルブ」を苦しめる現代版「興夫伝」である。それを人々はただ羨望と嫉妬、怒り、非難、戦いの現実を見ていることに、私は唖然としている。


 

「臨終」

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 この頃よく耳にするのは人事異動のニュースである。昨晩は毎日新聞西部本社勤務 となった元下関支局長の三嶋祐一郎氏と現支局長の反田氏にご馳走になった。元下関記者であった西嶋氏が大分から福岡へ異動のニュースも耳にした。話題は放談であり、職業色は全く感じなかった。ただ話題は多くあって、レストランでは最後の客になった。新聞も読者が減り、予算も減る一方の話、そのような話はどこでも聞ける話で別に話題性はない。何より今関心のあるところは韓国の朴クネ大統領、マレーシア金正男暗殺などが話題になった。まだ金正男の本人確定アイデンティティになっていない。マレーシア政府ののんびりした対処は慎重さよりはのんびりに感じられる東南アジア文化、それが暗殺劇性を高めているのではないだろうか。
 伝統的には「臨終」という死の確認の過程があった。家族や近い親族が死者を見送る。それはあの世に送る別れの挨拶であり、死の確認であった。しかし死ぬ場面は多くの人に見せたくない、医療的に死を確認するということで病院での臨終、密葬傾向になっている。西洋の密葬文化とはキリスト教の神様の存在がある。今日本の密葬は孤独な死の場面になっている。その点でいうなら正男氏は悲劇ではあっても空港の広場で映像を残した騒ぎ確かな臨終ともいえる。しかし死者確定はできていないという皮肉な話である。

デモから集会へ

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 昨日は出版社と印刷所と3人で編集の相談をした。また締め切りの原稿を送って「玉稿を拝受いたしました。誠にありがとうございます。お忙しいにもかかわらず、期日までにお送りくださいまして、我が身を恥じるばかりです」という御礼もいただいた。「万歳!」の気分。実は今日は韓国の「3.1節」の万歳の記念日である。今日韓国では二つの集会が予定されているという。反政府の蝋燭集会と親政府の国旗集会の二集会である。後者は韓国の国旗の太極旗を振る。今日の国旗掲揚は親政府派に見られるのではないかと懸念する投稿がある。
 今韓国社会を混乱させるのは集会であり、デモとは異なる。二つの集会の場所が隣接して衝突するのではないかと心配して対策をしているようである。民主化のためにデモした歴史が長く、経済発展もしてきた韓国である。集会や言論の自由は憲法に保障されている。韓国はデモから集会へ進んでいる。北朝鮮では真っ向反対のテロと言論不自由な方向へ進んでいる。どうなるのか心配である。사진은 웅이님의 부로그
 

今年私は喜寿

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 以前本欄で紹介したドキュメンタリー映画「冥界婚」を以て明後日(3日)下関で話をする。地元中心の郷土愛的講座「らくーざ」の中の「ワンアジアを求めて」というクラスである。地元中心の人物や名所云々が中心であろうと思われる中、私はアジアを語る。ピント外れのようである。また冥界婚とは何だろう。冥界とはあの世を指すものであり、冥界婚は死後結婚のことである。
 昨年夢枕獏氏と東京の映画館でトークショーをしたし、今月24日には松本で在日作家柳美里氏と対談することになっている。話題は冥界婚である。国際映画にするため英語訳版を準備している。私は今年喜寿を迎える。日本男性の平均寿命に近づいて感じたことを語るつもりである。日本人の平均寿命が長くて良いことではあるが、自分がそれに近かづくと、また過ぎた人には平均寿命が脅威の「死線」に感ずる。冥界婚ではその死線を語ってみたい。


読み書き文化から話聞く文化へ

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 今日は朝から日帰りで海外公務出張、明日は講座「らくーざ」で話す。その次の日は連載の原稿締め切りなどと忙しさは続く。忙しいことが感謝である。昨日は読書会で映像編集中の映像を見ながら内容を検討する試写会を行った。読書会メンバー以外に撮影をしてくれた権藤博司氏が参加した。映像を通して大学の講義の様子、アクティブラーニングの教授法を強調し、そのハイライトを繋げ編集したものである。
 私はまず「見られる」映像にしたかったので、その反響はどうであろう。ある程度達成したようであった。満足した。その映像と補完の本『東アジア文化』と合装する準備をしている。映像と文の合装の本、それは次の世代のためのものであり、私の夢のようなものである。4月に発行する日程を立てている。今紙の印刷文化が衰退するといわれるが、それは読み書き文化から話を聞く文化へ変化発展することと理解すべきである。

東亜大学と東亜大学校の姉妹提携

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 昨日櫛田学長、鵜澤副学長と釜山へ、カムジャタン(ジャガイモ湯)が昼食だった。私の好物と思われたが私は初めての食べ物であった。私の世代では知らない新しい料理である。私の希望で釜山領事館前のいわば慰安婦少女像を見に行った。参拝客(?)はおらず、ボランティア活動の男女二人が迎えてくれ説明をしてくれた。3時東亜大学校の本部を訪ね総長に迎えられて冗談を交えての歓談の後、本東亜大学と釜山東亜大学校の姉妹提携を結んだ。日韓間、距離的に近く、同名であり、活発な交流を約束し、別れ空港へ送っていただいた。昨晩無事に帰宅し、連続ドラマの終わり部分をやってみて9時のニュースも見れず眠りの国へ。今から今日の昼ころからの講座の「冥界婚」の映像やレジュメなど準備しなければならない。国際賞ノミネート用の英語訳の題はどうしようか。Korean Ghost Marriageはどうであろうか。

「映画と音楽」

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 昨日下関最大の市民講座「らくーざ」の講師と受講、両方参加した。しかし全国紙地方版は全く関心なく、無視されたようである。市民と距離を持ちながら読者が減ると心配するばかりである。私も愛読を止めたい気持ちになった。市民たちは真面目に聴講した。私は一番小さい教室で映像設備もない中、映像も準備したのにただ講義のように話をした。その後、大きな設備が整った教室で「映画と音楽」を受講した。
 佐々部氏と穴見氏の話、山口新聞の佐々木氏が司会した。終わりころ時間が残り、私に発言をするよう指名があった。私はドキュメンタリーであれば音楽はなくても良いが、入れるのは映画が芸術であることとの境界であることをコメントした。それに佐々部氏はフィクションであり芸術であるといい、討論のようになり司会者はこの部分が前半より良かったとまとめた。その気持ち保ったまま林楽青氏、白成烈君と家内の車で研究室へ行き、前田氏が加わり、論者が5人になりワンアジア講座映像の修正編集を行った。土曜日の夜キャンパスから最後の退校者であった。*写真は佐々部と穴見の両氏と、林楽青氏撮影

教育

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 教育者と自称している私が森友学園の報道から考えたいことがある。それは政治的な不正のような問題ではない。より根本的な教育の理念についてである。メディアは幼稚園の運動会の園児の選手宣誓のような映像などを繰り返し放映している。画像や映像の繰り返しの放映のやり方はCMかプロパガンダ的である。映像の異様さより何を教えるかの教育の基本精神を考えてみるべきである。ある同僚はキリスト教系の幼稚園には子供を通わせたくないと言った。宗教を洗脳されるからだと言う。洗脳と教育はどう異なるのか。愛国や人類愛の教育は悪い、親孝行は古いと思う人は多い。何を教えるべきか。読み書きそろばんの教育が一番良いのか。私は若い時、西洋教育史、教育哲学、教育課程、教授法などの授業を受講したことに感謝する。その教育内容は大きく変わったかもしれないが教育者として常に考える基礎である。
 私は戦前に生まれても教育勅語は直接受けたことがない。しかし1960年代に教育勅語の現代版のような「国民教育憲章」を講義し、最近韓国語で出版した拙著『植民地歴史を正しく見る』で詳しくその状況を論じた。在日朝鮮総連系の学校では(朝鮮)民族教育の現場を時々目撃している。北朝鮮の訪問時にも覗いていてみた。軍事教育は以前とそれほど変わっていない。軍人の忠誠愛国教育は中国、韓国、北朝鮮、日本などほぼ同じである。平和教育も並行する。教育とはなんだろう。洗脳を非難する、メディアが一番国民を洗脳する。*photo by myself in North Korea

 

民主主義に懐疑

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 最近私は民主主義に懐疑を持つようになった。それは「民主主義」より「民主」に対する抵抗感である。民が「主」になれのるかという不信である。夫を「主人」といわれるその主ではない。西洋的な意味を持つ「主」である。英語でいうと「個人individual」である。語源はいろいろ、社会を分解して最終的にそれ以上分解できないのが「主」である。個人は社会の基礎であるという。民主主義はある意味で個人主義とも言える。民主は民主主義の礎である。簡単に言うならば民主は「皆さん」である。
 今の中国や韓国などの「皆さん」を見て、民主主義への道ははるか遠いと思う。中国で政治家の言う通りに反韓現象が多く起きているという。北京のレストランで韓国人客が追い出されるなどということが起きている。最も打撃が深刻なものはロッテマートである。中国のロッテマート23か所が閉鎖、全体のロッテマート中国店舗(99)の4分の1が営業停止処分を受けたという。このような「皆さん」の民主主義はほど程遠い。

베이징(北京)의 식당에서 한국인 손님이 쫓겨나는 모습 등 반한 기류를 담은 영상이 유포되는 등 온라인상에도 반한 감정이 퍼지고 있다.

가장 타격이 심각한 것은 롯데마트다. 6일 오후 4시까지 중국 내 롯데마트 23곳, 전체 롯데마트 중국 점포(99곳)의 4분의 1이 영업정지 처분을 받았다. 사유의 대부분은 소방법, 시설법 위반이었다.

허난(河南) 성 정저우(鄭州) 시의 신정완쟈스다이 광장에서는 중국인들이 롯데의 소주(처음처럼)와 음료를 박스 채로 쌓아두고 중장비로 파괴하는 일종의 과격한 '시위'도 벌어져 롯데뿐 아니라 전체 중국 진출 한국 기업들을 긴장시키고 있다.

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