迎えに来て下さった河野氏の車は下関の山の上へ走る。石垣の続く曲がった細い道をゆっくり上って着いた。市内が見下ろせる2階建ての立派な邸宅で、玄関から生け花、人形が飾られがていた。。驚きはひな人形で飾られた床の間で明治と昭和の貴重なものであった。贅沢な邸宅で昼食も用意されていてビールやお酒が多く並べられて勧められた。飲めないという私の宣言で話が枯れそうであったが同席の山下氏が4代の自営業の話、わが夫婦の出会いの質問には家内が話し、周りが酔っていく中、楽しい時間が過ぎた。予定通り歩いての帰り路でスターバックスでコーヒー、そして大学へ、昨日からの疲れは取れなかった。
日韓関係の悪さはいたるところで話題になるが、私が推薦した韓国留学生の沈さんが就職確定したという連絡があった。「韓日仲良くが在日の願い」という朴仙容氏の随筆が目に留まった。彼は在日として韓国食を商っているが、彼の愛妻と息子からの売れ行きの低調という声を紹介した。大多数の一般人は純粋な心、「仲良くなる」ことが普通である。京都市国際交流会館での講演に来られたコリアンワールド発行人の李相善氏は「3・1独立運動百周年に際して」の文で在日同胞は「地球に住む人類の鏡として生きていけるように人格と品性を身に着けていくことを強く主張したい」と書いておられる。
↧
「韓日仲良くが在日の願い」
↧