今から20余年ほど前のシベリアでの現地調査ノートを見ながら報告書を書いている。ハンガリーのシャーマニズム研究者のDioszegi氏と共同研究者であったSharakshinova氏にブリヤトBuryat村であったこと、現地の有名な学者のMikhailov氏との出会いは懐かしい。彼が生きていたら90才を越えているだろう。平均寿命が日本より短いロシアではどうだろうか。世界を調査旅行した時に撮った映像miniDV200本をDVD化しようと専門業者と相談した。私には高額、期間も長いという。ただ残したいだけではない。当時の現場感を再び感じたい。私の研究は続く。韓国の多くの研究者たちは学者から政治家へ出世しようとする。李朝時代の科挙、そのままのように感じる。
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