私は学生時代に李朝時代の宮中儀礼などを文献で調べて卒論などを書いたが、昨日は史実の実態を見たような気分だった。日本は天皇制、年号などを持ち続けている不思議な国とも感ずる。天皇は御言葉で「憲法、象徴」と言われ、史実が現実に生き続けていると感じた。一方それがナショナリズムの強化になるのではないかと憂いをもつ。韓国の極端な国粋主義、日韓関係は悪化を深めている。ナショナリズムの対決、グローバリゼーションの逆行現象、危険になっている。
天皇即位式を「日王」として韓国では伝えられた。憲法の政教分離原則違反にあたるとも言われている。しかし私は天皇の世襲制は能力主義の理想に反するという面を懸念する。他面、尊敬と愛などがあれば良いとも思う。我々は能力主義で父母を評価はせず財産を相続する。国家には権威と権力の両面がある。国家は権力と権威で調和されるすべきである。