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「恨み」

 昨日の文化人類学講義や絵はがきに関する印刷担当新谷明雲教授と校正、漫画風の終戦日記の読書会などで忙しく過ごした。先週講義で見せたビデオのハーバード大学マイケル教授の東アジアにおける歴史認識の問題について学生たちコメントに注目した。「私たちの世代の先祖が犯した悪いことを意識しなければならない」という意見もあったが、「謝罪は政府、我々はこのことを正しく意識しなければならない」(中国、コウチンケン)。以下ベトナムの学生の意見は異例な感がした。「日中韓の問題はなぜ、ずーと100年間で解決できないのか。ベトナムはフランスの植民地が100年、ベトナム戦は20年間、激しさは酷かった。たが、ベトナムではその「恨み」を教育しない。私は良かったと思う。恨みを持って生きるのではない」(チャンフォクヒエン)。「日中韓の問題は無意味な争いと思う。もっと平和的に考えた方が良い」(チャンゴクアントアン)。*写真ヴェトナム、1995年


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