喪主、長男野口宏氏が母を「野口まき子さん」といいながら告別式の挨拶を語った。変に聞こえたが、実は叔母であり、養子縁組みをして戸籍上息子であるとも語った。昨日まき子氏の告別式が下関バプテスト教会で行われた。彼女は戦前北朝鮮で教員、引揚げてこられ、私がインタビューしてDVDを作成した方でもある。下関には弟さんが牧師であった時代から住んでおられた。私はソウル旅行も一緒に行ったことを懐かしく思い出された。家内はすうっと教友として交われを持っていた。私たち夫婦が数年間信仰生活を共にしたその教会で告別式があり、私たち夫婦は10余年ぶりに教会に出席した。何も変わりはなく落ち着いてまき子氏を送ることが出来た。葬式というよりただの旅だちの別離のようであった。心からご冥福を祈る。
懐かしいお顔と次々に合った。藤田牧師ご夫妻や山崎氏を始め90才代以下元気であった。教友との情も愛も変わりなく、目礼だけでも情が伝わった。私は大きい決心をすべきかと思った。その教会とは愛の縁が消えていない。私たち夫婦は日本の教会と在日韓国教会を往来しながら信仰生活をしているが、日本人の家内は私のために在日教会に出席して奉仕しているが、教友が多い、深い情のパイプがあるその教会へ戻るべきであると思った。どこで信仰生活をしても、私は日韓の橋渡しの役割を常に意識しながら行動することに変化はない。
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告別式
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