今日は何を書こうか。本欄のような文の投稿は私の慣れた日程の一つである。書くべき話題やイベントのようなことがなくても書く。戦時中のある人の日記を紹介したのを知っている読者も多い。日記にはある期間、空白や簡単な言葉や決まり文句だけが繰り返されるものもある。それは読者からはみるとつまらないものであるかもしれないが本人にとしては平和で良い時かもしれない。この世は毎日事件・事故が溢れているが、空白な時は感謝すべきであろう。昨日は平坦な日、何もない日、10年以上隣家に住んだ家族が遠い所へ引っ越しすると聞く。すごく親しくも疎遠でもなく暮らしたのに寂しくなる。
先日ある記者から質問されて軽く答えた言葉が物足りなかったと思っている。最悪の日韓関係をどう思うかということに関することである。65年日韓国交正常化により韓国が近代化された戦後史は貴重なものである。しかし今になってその条約の法条文の未備・欠点を探って裁判、生きてきた時間と歴史を引っくり返すことは問題である。条約文の未備点を以て裁判し、徴用工問題が登場、日韓関係を悪化させたのは悪い。1940年代の歴史は韓国だけではない。日本帝国の植民地、戦争地の中国、台湾、サハリン、パラオそして東南アジア、太平洋地域に広がっている。韓国だけが歴史認識云々することではない。視野をヨーロッパ、アフリカまで広げて反省すべきであるが、これからの歴史を作るために努めよう。
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韓国だけが歴史認識云々する
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