昨夜、北海道函館生まれの90才の建老の和仁皓明先生の食文化の話と日本料理を楽しんだ。久しぶりに「海峡の裏町文化塾」のメンバーたちと話し合えた。先生は1時間20分間、水も飲まず立ったまま、面白く語った。下関、地元の話ばかりではなかった。日本の食文化の近代化の話を聞けて良かった。卵も食べなかった日本人の食生活、その変遷の話は私の日本食への抵抗も含まれていたように感じた。
西洋食が日本化していく話。コーヒーから一日が始まるというのは女性たち、しかしそれはまだ表面的であろう。食材だけではなく、食卓へ、そしてハレとケの食事。コンビニまでシステム構造的になっていくことを指摘した。パンは儀礼食にはなかなか慣れ難い食文化の伝統性の本質に触れられた。うるち米からモチ性への変化など私の餅研究に繋がった。
西洋音楽のリズムから、服装なども軍服などから近代化、日本食の西洋化によって日本人の平均身長を150センチから160と伸びてきた。そして最長寿の国なった。そこには牛乳、チーズの功、先生の専門の強さが出た。
外食など表面的な食文化が定着するには「食べ慣れる」ことがポイントと強調された。この点は同席した毎日新聞の竹花氏も記事に紹介した。バレンタインデーチョコをもらって帰った。夜9時をはるかに過ぎた。
↧
和仁皓明先生の食文化の話
↧