下関大丸百貨店が大丸松坂屋として全館改装された。人口減少や高齢化が進み、さらにコロナ委縮期にも関わらずキャッシャーにはお客さんが多く並んでいた。東京からは遠隔地、古くは日本の国境の港町であったこの地の消費文化を見る気持ちで、買い物をするお客さんからは離れて見回った。
それぞれ店が並んだような区域感がなくなり、各階層が一つの空間になり顧客がフリーに商品に接しやすくなっている。商品の展示からより近くで実物を実感するようになっている。商品の高級化と美化、展示では人の動線とデザインが大きく変わった。美化と高級化、実用化、どう維持していくかは市民の文化意識と経済力であろう。
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美化と高級化
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