昨日は20余人の大学院教員たちに留学生誘致と教育について話をした。留学生を受け入れることは経営が困難であであるからではないかと消極的、ネガティブな態度をとるのではなく、より国際化、教育の本質の変化において肯定的に考えるべきであると主張した。異文化体験として留学、グローバル化の実行のためである。文部科学省が2020年まで「30万人計画」を発表したのがそれである。話は私の経歴から始まった。経歴について話すとすぐ自慢話と思われがちだが、話す必要があった。何故なら私自身が日本に留学した体験を以て、帰国して日本に多くの留学生を送ったことがあり、また日本では広島大学と東亜大学で留学生を指導しているからである。日本人は留学とは後進国から先進国へ、エリートコースと思われるが、韓国ではドラマでみるように問題児であってもアメリカ(英語、平等と能力主義を求めて)へ留学する傾向が強い。現在東亜大学に韓国の留学生が百数十人がいるということに誇りを持つべきだと話した。
私が東亜大学に赴任した時は外国との姉妹提携がゼロであったが、櫛田宏治学長とほぼ一緒に出張し提携を結びはじめ、現在28個にもなっている。提携を結んでおくだけではない。常に連絡を取りながら交流をすることが大事である。中国や韓国の大学から大学院へ留学する人も増えている。もっと大事なことは教育の内容である。折角努力して留学生が来てくれたのに教員からは留学生は「大変だよ」という声が出た。私は学生は大切な「お客さん」であること、注入式授業方式は改善すること、プロジェクト型講義で学生と一緒に公開講座参加、研究する態度を持つべきだと強く主張した。この会議が終わって留学生を交え、映画を見ながら分析し、7時過ぎた。家内は私のハードスケージュルから健康を心配していた。ベランダの満開した櫻の花を見て満足している。