ゴミ清掃業をしている友人の現場に寄って話をした。彼は神戸在日教会の長老であり、その仕事から手を放して神戸に帰って来いといわれているが、ゴミの仕事をしながら世間から学ぶことが多いという。富裕層より富裕層ではない単身高齢者の人情に触れて、「貧しき人は幸である」という聖句を思い出すという。また教会では牧師が職を失うことについて触れ、自分たちの仕事は常に働き場があって心は常に平安であるという。私が被差別集団を調査した時聞いたのと同じような話であると思った。一般的に3K業いわれる清掃業は、環境衛生に関するものであり、注目される職種ではあるが、人手不足である。伝統社会では階級意識が強く、このような職には付こうとしない。韓国の就職率が低いという一つの理由はまだ職種差別的な意識が強いことを意味する。
ワンアジア財団の支援で行う講義はその財団の趣旨により市民も参加する、広く発信していると思ったが中国では一般人と学生が一緒に学ぶことはできないという。おそらく市民に公開しても参加しないだろうという。日本では津々浦々さまざまな文化教室が盛んであり、大学では公開講座を行い私も講師などを務めているが、実は日本は世界的にも市民の文化意識が高いことが分かった。中国に比べて韓国では文化講座は日本ほど多くはないがある。これは文化政策の差であろう。日本でも地域によって異なる。以前名古屋や広島では住んでいた町村での講演も多くやったが下関では少ない。ほとんどは大学を通して市民に発信するだけである。
ワンアジア財団の支援で行う講義はその財団の趣旨により市民も参加する、広く発信していると思ったが中国では一般人と学生が一緒に学ぶことはできないという。おそらく市民に公開しても参加しないだろうという。日本では津々浦々さまざまな文化教室が盛んであり、大学では公開講座を行い私も講師などを務めているが、実は日本は世界的にも市民の文化意識が高いことが分かった。中国に比べて韓国では文化講座は日本ほど多くはないがある。これは文化政策の差であろう。日本でも地域によって異なる。以前名古屋や広島では住んでいた町村での講演も多くやったが下関では少ない。ほとんどは大学を通して市民に発信するだけである。