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Channel: 崔吉城との対話
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「血と骨」

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昨日母の日の説教は「子供に聖書を読ませ」よという内容であった。牧師は10余年、神に従う服従の信仰の内容を一日も欠かさず説教をしてきたが、母の日にあった内容の説教はこの日にふさわしいものであった。昨日本欄で私の母のことに触れたが朴正人氏のよいコメントが投稿された。「信念の強さとともに母はとても優しい女性であった。夫婦喧嘩は一度もなかった。」ということについて彼は

在日の1世は無知、無学な人が多くて大体、夫婦喧嘩が多かったんですが(全部が全部そうではないが)その時代にしては温厚な両親の下に育ってうらやましいというかめずらしいというか不思議ですね。国でも民主主義が必要なように家庭でも民主主義というものがなければいけないと思います。父親が独裁者だとその家庭は不幸です。国家も同じ。

 私が在日の方々から聞いたり小説や映画、たとえば「血と骨」などで見る父親の暴力のイメージは強い。それは無知からだけの現象であろうか、独裁者本人の幸せな生き方によるものではないだろうか。その幸せは家族や周りの人たちの不幸、犠牲によるものである。いま北朝鮮の若者が独裁者になってとても幸せな生き方が映像を通して伝わっている。人は一人でいる時、独裁者になりやすい。キリスト教では常に神様と一緒に生きるという信仰がある。
 私が出席している教会は80年以上の教会史を持っているが初めて牧師が辞任するという出来事が起こった。それは人口減少、世俗化により信者が減って当然なことかもしれない。しかし牧会者と信者たちの責任は大きい。韓国から派遣されてきた牧会者の宣教の限界とも言えるかもしれない。これからは信者たちが長い教会史に責任を持って再生に努力すべきであろう。

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