猛暑の中、帰宅して、まず出会った方々への一報をしようとすると、すでに写真や拙著へのコメントなどが届き、先取りされたようでも感謝である。高麗大の宋先生から韓国語の拙著『植民地歴史を正しく見る』(民俗苑)に日本研究者として反日感情への壁を同感するという感想を送ってくれた。日韓関係が研究者にも影響するということである。猛暑は猛熱、、花に一日水を3回やり、研究室に寄って観葉植物のパキラなどに水をやった。猛暑の中、気になることは校舎の軒下の観音竹である。大学がお盆休みで閉まっている間、誰が水をあげるのか心配で、とりあえず水をやり、さらにバケッツに水を入れて横に置いて来た。誰かが鉢に水をやったくれるようにしておいた。
同僚たちに帰国とカンボジア会議の報告、二学期からはじまるワンアジア財団の公開講座の準備の打ち合わせをした。全学レベルでの講義に他大学、市民が参加する公開講座であるが、その受講生を確保することが問題である。今度のカンボジアの会議での報告によると一橋大学では希望者が多く、テストを行い、選抜した例もあったが、ここでは難しい。学内外の在学生と一般市民、スカイプによる討論などの特徴ある講義を提供することとなる。講義は注入式ではない、対話式を試み授業法の改善にも貢献したいという願いがある。その内容を報告書として残す。市民の参加登録を待っている。
*写真はプノンペン市内の国立博物館で現場教育をしている高校生たち