台風により猛暑は一つ峠を越したようである。長い間熱中症も脅威であったが、思考力が落ちることが心配であった。熱帯地域の人を見ていると昼寝などで時間を過ごすことはできても思考創作活動は難しいと思った。四季を持っている地域はいかに恵まれていることだろう。朝夕涼しくなっている。蝉の鳴き声もコオロギの声に変わりつつある。猛暑の間、ヴェランダの鉢物の植物が成長し、茂っている。古木になって捨てるつもりだった棗の枝から芽生えて早く成長して花が咲き、今は多くの実をつけた枝が垂れ下がっている。収穫の季節になっている。
私の秋のリズムはどうだろうか。今日は科研研究会で韓国東国大学校の金洛年教授をお招きし、日本植民地時代の経済発展について発表。木村健二、古川智、瀧田修一の3氏による討論、そこに研究メンバーの原田環、上水流久彦の両氏と参加者による議論が予想され、楽しみである。来週から1か月間土曜日ごとに「楽しい韓国文化論」、10月からは「アジア共同体」の公開講座に学生たちだけではなく市民へのサーヴィスでもある。猛熱が広がることを望んでいる。