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Channel: 崔吉城との対話
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轟音の夜

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昨夜在日朝鮮総連の金剛山歌劇団の公演「100年の夢」を鑑賞した。私の目測では6~700余人、観衆が多い。空き席を探し歩くと、知っている人が結構多い。韓国語クラスの人々と目挨拶をした。日本に住み始めてからほぼ毎年定期的に楽しく見ている。小さい都市でこの位の人と募金が集まるのは全く口コミによるものである。メディアに報道されたことはまったくない。新聞は社会の鏡と言われるがこのような動きはまったく反映していない。つまり日本のメディアも如何にイデオロギー的であるかを知る。北朝鮮籍で日本の市民として住み、文化活動をしている現実を無視するのはメディアの偏向と言わざるを得ない。下関実行委員会の代表はキンスンチョル氏、休憩の時ロビーで短い会話、彼は民団と総連の両側で活躍、お互いに仲良くならなければなりませんと言った。毎年劇中朝鮮半島の統一、昨夜は若いころの恋人が年をとって再会いするパントマイム舞踊劇があった。
 群舞、重唱が中心、特に金栄実(カヤグム)と李淑任(横笛)のコラボレーション、崔栄徳(写真)のチャンセナプには感動し賛美を送りたい。全体を通して早いテンポ、吹奏楽のような伴奏、独奏、演奏と踊りが高音、轟音、体操やマスゲーム的な律動と舞の2時間で楽しく疲れる公演である。歌はほぼ北朝鮮の人民歌謡的なものであり、日本人や韓国人にはなじみの薄いものばかりであった。日本の歌「故郷」も一般的なものではない。今年は初めて舞台装置は全くなく、証明による背景だった。その点はpop化しているようであるが、日本の公演に比べて極めて対照的なものである。舞台の広さに対して出演者の舞台利用が非常に単純であった。楽器の改良など個人的は能力は改良改善されても全体の構成などはより工夫すべきではないかと思う。芸術公演の前と終わりに総連幹部の登場は余韻を薄めた。高音、轟音の夜であった。

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