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Channel: 崔吉城との対話
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下関歴史博物館へ

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 姜信杓夫妻と一緒に礼拝出席、彼らは元カソリック信者、最近プロテスタントへ、熱心な信者である。伴奏はなかったが李恵蘭牧師の先導で讃美は十分であった。ご夫妻の讃美歌もよく聞こえた。食事の時は私がもう一つの説教だと冗談を言いながらご夫妻を紹介し、姜氏にお祈りが指名され、純粋な心、優雅な声で祈られた。礼拝終了後早速下関歴史博物館へ、古城副館長が迎えてくれ二人の学芸員が案内して下さった。新築したばかり、観覧者がいっぱいの中、通信使、吉田松陰、高杉晋作などについて説明を聞き、通訳などをした。毎週講師を迎え、案内まで苦労ではないかと言われたが、いや、それは楽しいお付き合いの時間であると答えた。
 夕食の時には過去と未来の話が多かった。過去をよく覚えていても現在のことは忘れっぽいと言う。ソウルの路面電車の話、恩師の話などが多かった。同窓生とはその時代に再現される。私は同窓生からニックネーム、ナルコニ(老人)と言われたというと李牧師はそれは「高齢」学者への志向を意味したのであろうと解釈した。正解とは思いながら無反応。船着き場で強く握手、姜信杓夫妻といつまた会えるか寂しさが湧いてきた。知人のタクシー運転手中村氏が重病で入院というので慰労の通話でさらに心が重くなった。

*写真はタクシー運転手青木氏が撮ってプリントして持ってきたもの。
 

 


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