原田環(県立広島大学名誉教授)「亜細亜3国(日本、朝鮮、清)の近代化の相互比較ー断髪ー
清永修全(東亜大学准教授) 大正期生活改善運動と新しいヘア・スタイル
2016.12.10 14:30~16:00 東亜大学13号館202
上記は本日の公開講座のお知らせである。
昨日韓国国会で朴クネ大統領が弾劾された。生中継を見た。決定の瞬間歡呼する風景を見て心が重くなった。私は韓国初の女性大統領に大きく期待、それが外れ、日韓関係についての政策などで失望していた。しかし弾劾については否定的である。それは民主化過程を生きてきたものとして、民主化が独裁化を呼んだ歴史を知っているからである。
弾劾されたという放送中、下関毎日新聞反田氏から電話、韓国の不安、私も不安であることを語った。今朝の西部版27ページに引用された。
下関「残念」「不安」~在日韓国人が多い山口県下関市でも弾劾訴追案可決に動揺が走った。韓国出身で日本に住んで28年になる下関市のキムチ店経営、広川順運さんは実家が朴大統領の地元の近く。「反政府運動が一気に盛り上がり、言えなかったことも多いのではないか。(弾劾に)心を痛めている。指導力が足りなかったか、周囲に巻き込まれたのか分からないが期待していたので残念」と同情を寄せた。
東亜大東アジア文化研究所(下関市)で日韓関係の研究を続ける崔吉城所長は「市民の不満が民意という形で爆発し、国会議員もそれに応じた。しかしこのようなものが本当に民主主義なのだろうか。今後、韓国内がどのような形でまとまっていくのか非常に不安を覚える」と話す。日韓関係について「野党が国内をまとめるために反日に向かう危険がある。今後の日韓関係は不透明さを増すだろう」と懸念を示した。(反田昌平)