土曜日毎の公開講座,昨日が11回目になり、残り4回、受講生たちと市民も慣れお馴染みになり緊張感が少ない。私は8時ころ大学の研究所に着き、本棚を調整しながら本を分類し、立ち読み、準備員たちと弁当を食べた時は既に十分疲れてしまった。いつも疲れてから本場に臨むようになる。原田環氏(県立広島大学名誉教授)がご自身の研究の「アジアの近代化と断髪」について簡単明瞭、分かりやすく、面白く、短く、話された。日本発信の近代化とファッションの話であった。清の辮髪、朝鮮のサント―(總角),日本の侍の丁髷などを比較的に示した。清と朝鮮は既婚と未婚のヘアースタイルが対照的に反対であった。ロシアなど髭のステータス、仏教者の丸坊主、つまりヘアースタイルの自由化、ユニセックスにおける平等性など議論できた。
コメンデーターとして登壇した清永修全(東亜大学准教授)氏は「大正期生活改善運動と新しいヘア・スタイル」について紹介した。1920年代では生活改善運動と関連してモダンガールのファッションが登場する話、フロアーから櫛田宏冶氏は下関が床屋の発祥地であることから古くから大陸との関係があると説明した。話は熱くなり、10人ほどが研究室に移り話が続いた。ァッションと化粧、韓国の外見主義と美容整形などが話題になり盛り上がった。
↧
「アジアの近代化と断髪」
↧