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Channel: 崔吉城との対話
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謹賀新年

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 昨年までは誰かを招き大晦日を過ごしたが昨日は例外的であった。家内が私の好みの大根スープ、豆もやしナムルなどご馳走を作った。お祝いの意味だろう。小さいコップにはビールも入っていた。一気に飲んだ。良かった。しかし完全に酔っぱらってしまって不調な一瞬であった。横になり、一新してNHK紅白を見始めた。歌、演芸、トーク、ユーモア、踊り、ダンス、先端の技術と光の舞台、そして司会などが最高であった。比較するのは変かも知れないが、日本人たちは韓流ポップに負けるような感がないとは言えなかったが、昨日のものはやはり日本の技術と芸術はアジアの最高であると思えた。外国人が混ざるようなオーバーな国際的色はなかった。ただ本当の日本文化のものであった。除夜の鐘がなると同時に門司港の花火が上がった。深夜12時の火花は朝鮮戦争以来のことであった。
 子供時のような祭りなどが繰り返されても思春期を繰り返すことはできない。命はただ時間によって戻ることなく変わっていく。輪廻転生という信仰があるが希望に過ぎない。命はただ生きている。それは死に至るまで変化する。それが自然である。しかし死刑が怖いようにわれわれは死を恐れている。天国、極楽という信仰に救われることもある。今日は日曜日とお正月が重なっている。牧師は何を語るのだろうか。日本人の多くの人は初詣、何を考えているのだろうか。あなたは死に向かっているのか、天国へ向かっているのでしょうか。

2017年、「新年、あけましておめでとうございます。幸多い一年でありますように」

 謹賀新年 昨年は健康に恵まれ、皆様に支えられて調査研究(カンボジア、中国、韓国)、著書『植民地歴史を正しく見る』出版、「楽しい韓国文化論」「アジア共同体」などを行うことができました。幸子は下関、森山病院10年勤続で表彰されました。ありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。二〇一七年元旦崔吉城・菅原幸子


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