日本人が特に西日本の人たちが好きな韓国の都市、去年の「楽しい韓国文化論」のテーマであった釜山の日本総領事館の前に慰安婦少女像が建てられた。韓国の暗いニュースの中でも最も残念なことだと思う人も多い。どの国でも外国人に不快感を持たせるようなことをしないのが観光の一番政策であるがなぜこのようになっていくのか残念である。昨日の新年読書会では慰安婦の根本を考えて議論した。私はまず戦争被害の一番の犠牲者は死亡した人であると前提にした。しかし死者は戦死などで軽く処理されるような傾向がある。生き残った傷痍軍人なども戦争処理などで問題にされないようである。戦争に直接加わっていない子供や女性、いわば慰安婦などは人権問題とされている。人権主義者、フェミニストによる社会運動は当然である。世界的にはアムネスティ運動、それは下関でも行われている。しかし問題は韓国は政治的、しかも日韓関係のカードに使っていることである。私はその根本は朝鮮王朝の豊臣秀吉侵略の時の女性犠牲者の祭りなど、貞操ナショナリズムから、つまりセックスナショナリズムとして明らかにした(『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか』ハート出版)。お正月番組でながくコメディーを楽しんだがウクレレを演奏しながら「陽気に仲良くいきましょう」と歌うピロキの姿が見えなかった。
*読書会のメンバーの田辺正樹氏はメンバー全員に花を持ってこられた。3人欠席分まで私が持って帰って生けてみた。
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「仲良くいきましょう」
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