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Channel: 崔吉城との対話
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「蒲生正男来訪」

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 年末年始休暇には執筆や校正で連続数時間作業をした。後頭部に痛みがあり、警報を感じて休みを取り,また仕事を始めた。1960年代の手帳を見て確認することもあり、中に私が会った日本人の文化人類学者の名前を確認した。1971年2月10日10時「明治大学の蒲生正男来訪」と書かれている。その時の韓国文化人類学会長の梁在淵博士と夕食をしたのを覚えている。その時代は記念写真を撮るようなことはなかった。私も後に写真、録音、撮影などをするようになった。英文タイプライター、ハングルタイプライター、ワードプロセッサー、コンピューター、スマートフォンなどへと変わってきた。過去を振り返ってみるといつも原始時代から現代まで長く生きてきたと感じている。
 手帳の住所録を見ると多くの人と付き合って交際の幅も広く変わってきた。長い付き合いもあれば一時的な人も多い。また多くの人はこの世を去った。去年で私の恩師は全部なくなられてしまった。どう生きるか。今更…。しかし若い時は人生観など考えなかった。ただ生きるプロセスであった。それが失敗か成功かも感じなかった。今悟るような気がする。悟れるかと思ったら後は短い。新年のお祝いには寂しさもある。
 

 


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